「世の習い」

「世の習い」(コングリーヴ/笹山隆訳/岩波文庫)

→戯曲。イギリス産。コングリーヴが誕生したのはシェイクスピアの死後約50年。
この時期、流行していたのは風習喜劇。代表作とされるのが「世の習い」。
コングリーヴは、ウェルメイドプレイで知られるテレンス・ラティガンやノエル・カワードの
元祖という説があるため、上質な娯楽作品であることを期待して読む。
まったく退屈な芝居であった。
登場するのは貴族の男5人、女4人。こいつらの関心のあることはイロとカネのみ。
イロとカネの奪い合いが舞台で繰り広げられる。
複雑な男女関係は、おそらく読者のなかでも理解できるものは極めて少ないだろう。
まあ、男女入り乱れてやりまくっているわけだ〜よ。
妻の元カレはボクの親友だったみたいな(笑)。
だけど、ボクにも愛人がいて、しかしこの女もまた親友に食われていたという(笑)。
つまり、もてるやつはもてるってことだな。
笑われ役はイロボケした老女。このババアを変装した下男がからかうのだが、
この老人虐待、現代日本人にはちっともおもしろくない。
幕が開いたら閉じなければならない。
う〜ん、コングリーヴちゃん、最終回ど〜する? 結婚させちゃおうか?
といったテレビ局プロデユーサーのような乗りでカップルが結ばれておしまい。

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