「新潮四月臨時別冊 宮本輝」

04/06/23 17:13

「新潮四月臨時別冊 宮本輝」(新潮社)*絶版

→ずっと探していて、いざ見つけたら安心してしまって長いこと積んでいた本。
アルバム(家族写真まで)、小説の書評、ご友人のエッセイ、充実した年譜などなど。
宮本輝の素顔がわかる特集本です。
若い頃の写真を見ると、げっそりとやせ細っていて目がぎらぎらでなんだか怖い。
それはそれとして、やはり宮本輝は批評できない作家なのだと改めて思った。
福田和也をはじめとして多数、宮本輝の小説を論じていたけど、どれも不満。
年譜もふくめ創価学会への言及はなし。
瀬戸内寂聴が「宮本さんは仏教徒で……」と書いていたのが唯一。

こたえたのは「宮本輝の編集するページ」。
その中の「オレの嫌いなもの」。
どういう人間が嫌いかということを十四、箇条書きにしている。
たとえば「人の幸運や幸福をねたんで、やっかむ輩」など。
わたしだ……。
これだけではなくその十四箇条すべてに当てはまる。
十四箇条に続けて「まだまだあるだろうが、つまるところ、デリカシーがなく、
姑息で勇気がなく、人を許さないくせに自慢や自己弁護ばかりするやつのことである」。
ごめんなさい、宮本輝さん……。
会ったらいきなり怒鳴りつけられそうだ……。
大好きなんだけどな宮本輝。

COMMENT

TH URL @
01/12 10:38
初めまして. comment
初めまして。
私も宮本輝大好きです。でも人を妬む気持ちは人一倍強いので、やはり怒られること必至ですね(汗)

宮本輝の作品を好きになってから、もう10年以上経ちますが、創価学会会員ということをつい最近知り、少しショックを受けながらもなんとなく腑に落ちるところがありました。
私も昔の作品の方が好きで何度も読み返します。特に「錦繍」「春の夢」には何度も慰められ、希望を与えられた気がします。
また「春の夢」の、哲也の歎異抄談義のわけのわからなさに「なんだか分からないがすごそうだ」と完全に煙に巻かれていましたが、yonda?さんの一刀両断ぶり、実に痛快でした!
宮本作品に感化されて創価学会に入信することは恐らくないとは思いますが、「信じる強さを持っているものでなければ書けない。それが宮本輝の魅力」との言葉に同感しました。
面白く拝見しました。また立ち寄らせていただきます。
Yonda? URL @
01/12 15:39
THさんへ. 

これはこれは、はじめして。
THさんの宮本輝先生への熱い思いが伝わってきました。
創価学会ってなんなのでしょうかね。
わたしは宮本輝先生によってかの宗教団体を知るくらい、
学会とは縁がなかったのです。
創価学会に嫌悪感を示すひとの多いことに、
いまさらながら戸惑っております。
最近は宮本輝先生の洗脳もだいぶ解けてきました。
ちかぢか作品を再読したいと思います。








 

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