さくら、さくら

さきほど花見の名所、上野の山で目撃。
どこから見ても昨日入社の新入社員ふたりがゆく。
これからの日本を背負う初々しいふたりの男子。
「知らなかった」
「え?」
「こんなたくさん」
「たくさん?」
「昼間から酒をのんで酔いつぶれるサラリーマンがいるなんて」
「おれも驚いた」
「だろう? あんなサラリーマンがニュースの取材では、
いくら働いても生活が苦しくて、なんて言うのかと思うと」
「うん」
「いやでたまらない」
「だけど、おれたち社会人だからな」

花見をする仲間もいないわたしは4日前、
神保町「春の古本祭り」へ行ったのだった。
引越すまえは超がつくほどの常連だった田村書店のワゴンで2冊。

「中国の思想6 老子・列子」(徳間書店)
「中国の思想12 荘子」(徳間書店)


どちらもわずか400円で計800円の出費。
定価なら2冊で5千円だ。
千鳥が淵でさくらでも見るかと思い行くものの、
信じられないほどのひとだかり。
もういいやとあきらめ三省堂書店へ戻る。
さくらになりたいと思う。
雑草でも長生きすればいいとは思わぬ。
ぱっ咲いてぱっと散りたい。
これからも応援よろしくお願いします。

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