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「何がなんでも作家になりたい!」

「何がなんでも作家になりたい!」(鈴木輝一郎/河出書房新社)

→このような実用書を欲していたのである。
ぶっちゃけ、作家って、どーなのよ、という本。
いくら作家だって税金払わなくちゃなんないでしょう。おカネが肝心。そこんとこ、どーよ?
切実なタイトルにふさわしい内容にいたく感動する。
小説作法はかなり読んできたつもりだが、税金対策に触れられていたのは本書が初。
たいへん勉強になった。小説家は税法上では漁業の分類に入るとのこと。
年々売上の異なる業種として判断される。
したがって過去5年の所得を平均して課税されるとのこと。
文庫化や重版の収入は不労所得と見なされ税率が上がるらしい。
確定申告のためには領収書の収集・保存がもっとも重要。
業界のルールも教えられる。フカスことがポイントだという。
腰が低いと舐められるから、どんな相手にも強気の姿勢でいくべし!
出版社にとって作家は商品にほかならない。
この事実を認められないものは職業作家になれないという。

「誰かにあなたの心の叫びを聞いてもらう手段として小説を選ぶのならば、
職業小説家を目指すべきではありません」(P131)


「ぼくを含めて、小説家を指向する人は、資質的に、夢見がちで社会性に乏しく、
享楽的です。くどいようでも重要なので何度でも書きます。
小説家の世界はユートピアではありません。
職業特性として『人間関係が楽』『達成感が圧倒的』であるだけです。
遊び気分でなれる人がいるのは事実ですが、あなたが天才である確率は、
そうでない確率よりはるかに低いことを忘れずに」(P158)

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