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「論語 生き方のヒント」

「論語 生き方のヒント」(ひろさちや/日本経済出版社)

→宗教ライターひろさちや先生のペテン術は人間国宝レベルである。
仏教の本でも、キリスト教の本でも、この論語の紹介でも先生はおなじ主張をしている。
ひろさちやには確固とした自分の考えがあるのである。
しかし、それはあまりにも非常識なので
小心者の先生は聖書、仏典、論語を持ち出してくる。
ほうら、これら聖典にも書いてあるじゃないか、という戦法である。

本書も、ところどころにある、ひろさちやならではの味わいが絶妙であった。
論語の紹介書のくせに、専門領域外だから間違えるのが怖いのか、
しきりに仏教の話をする。
ひろ先生くらいのレベルになったら仏典も論語も一緒くたにしていいのである(笑)。
わたしはひろさちやのファンである。
おそらくかれの宗教エッセイは学問的に見たら誤りだらけなのだろう。
だが、それでもいいではないか、と愛読者としては開き直りたいのだ。
太古のむかしから現代まで多くの人間が宗教に救われてきた。
かれら庶民のどれほどが正確に聖典を理解していたというのだろう。
どのみち、信仰とは誤解で成り立っているのである。
ならば、ひろさちやのような存在は否定されるべきではない。
本書で大笑いしたのは、ひろさちやが孔子を否定しているところ(114ページ)。
論語を反面教師にしよう、なんて書いてある。
ひろ先生はついに孔子を超えたかと腹を抱えて笑った。

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