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書けない、読めない

タイトルは伏せるが久しぶりに小説を読もうとして愕然とした。
小説が読めないのである。内容があたまに入ってこない。
小説はいつ以来か調べてみると、およそ3ヶ月ぶりに読んだことになる。
もしかしたら小説の読みかたを忘れてしまったのかもしれない。
小説の読書というのをできの悪いあたまで分析してみると、要するに映像化ではないか。
小説の文章群は、さまざまな言葉から形成されている。
当たり前のことをいうようだが、言葉は意味を伝えるためのもの。
だとすれば、小説の読解とは文章の意味を理解すること、すなわち映像化にある。
むろん、前衛的な小説はこの限りではない。
とはいえ、たいていの小説は映画化することが可能である。
なんのことはない、小説を読むとは言葉を映像に変換することではないか。
この作業ができなくなっているのである。
言葉から「絵」を思い浮かべることができない。
めんどうと正直に書いてしまったら怠惰を責められよう。
映画が嫌いである。特定個人の意識下で撮影・編集された思い入れの強い映像を
強制的に一定時間で見せられることに耐えられないのだ。
おなじ意味合いで小説が読めなくなりつつある。
言葉によって脳内に映写される光景を追っていくのが苦痛になりつつある。
このまま小説が(書けない、のみならず)読めなくなるのかと思うと恐ろしい。
だが、30歳を過ぎた男は一般的に小説など読まなくなるのではないか、とも思う。

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