作家で精神科医の春日武彦氏のご新刊は「猫と偶然」――。
パソコンが一時的に回復(?)したいま読み直したらやはりおもしろい。
いい味が、極上味が出ている。
昨日のブログ記事で山口組の弘道会のことを書いた。
そうしたら今日、神戸で弘道会の幹部が暗殺されかけたという。
偶然だろう。偶然であることはわかっている。
しかし、占い師めいたこういう偶然が非常に多い。
わたしの小説処女作は京アニ放火事件を予言していたとも言える。
わたしとしてはこういうことが多いため、いつものことかと思っていたら、
依頼主様がその神秘性にブルブルしておられた。
たしかに小説のタイトルも内容も、解釈によっては京アニ事件を当てている。
タイトルを伝えたのは事件1週間まえで、完成したのは数日まえ。
本当にこういう不思議な偶然はわたしの人生でよく起こるので、
ふふん、いつものことかと思っていたが、
人によってはスピリチュアル的な恐怖、憧憬さえ感じるものなのかもしれない。
ねえねえ、世間さま、もっとも僕を重んじて、厚遇して、お金をおくれよ。
こんなことを書くから「土屋さんは世間を知らない」
と大声で怒鳴られ、テーブルをばんばん叩かれるのかもしれません。
でもさ、僕さ、ほんとさ、なんか持ってるで。やばいものを。
いくつかまえの記事でコージーメイト(契約社員)のことを書いた。
いい人だったと。親切で好ましい人だったと。
彼が報われないのはおかしいと。
当時の派遣同僚にAさん57歳がおり、なんだかんだといまでも交流がある。
Aさんによると、コージーメイトのYさん43歳はひどく性格が悪く、
意地悪な嫌味を何度も言われたという。
あいつはねちねちした最低のやつ。
Aさんがそう言うからにはそうなのだろう。
だが、Yさんは僕にはとてもやさしかった。
Yさんの自信なさげなところが好きだったと言ってもよい。
そのYさんが14歳年上のAさんにはきつく当たっていたのか。
わからないよなあ。おもしろいよなあ。
ただお菓子を箱に入れるだけの毎日をみなさんどう思っていたのだろう?
それにも細かい決まりがあって、向きとか入れ方が厳しいのである。
一時期ふざけて懐かしくもありコージーコーナーの菓子を数度贖い食したが、
マドレーヌが曲がっているのなんて数知れぬほどあったぞ。
クッキーが割れているのもあまた。
どうせ味は変わらないからクレームなんて入れようとも思わなかった。
あんがい、ああいう仕事へのこだわり(マドレーヌの向き!)は、
顧客のためではなく、むしろ毎日単純反復労働を
繰り返すベテラン低賃金者のためにあるのかもしれない。
女はダブルインカムになるからいいが、男で低賃金はつらい。
人によって意見は分かれるだろうが、女のピークは15~30歳。
一方で男のピークは30歳~45歳くらいではないか。
女はピークのうちにいい男を捕獲して遺伝子を残さなければならない。
浮気や不倫が許されない文化だと、26歳で結婚した男はそこで男が終わる。
浮気や不倫を感情的に批判否定するのは99%女とみてよい。
せっかく自分が獲得した成長しつづけるATMを泥棒猫に取られてたまるか。
若いうちに詐欺被害者のように性欲に導かれ結婚した男は、
30を過ぎたら厳しい嫁にはない「甘いもの」を求めたくなるのではないか。
しかし、それはピークを過ぎた嫁で母の女には許せない。
テレビや芸能界を好むのは女。
テレビや芸能界を支えるのはスポンサー(巨大資本)。
このため、浮気や不倫がこうまで指弾されるのであろう。
わたしは恋人や妻が浮気や不倫をしても、
まあそうしたくもなるねと思うのみだろう。
おれなんかよりいい男はいっぱいいるでしょ?
なのに、小生なんかとわずかでもお付き合いくださり、ありがとうございますだ。
うつ病患者のようなことを言ってみると、
みんな何が楽しくて生きているのか?
ほしいものなんてある? おれないよ。ただお金はほしい。
とはいえ、何かを買うためのではなく、漠然とした不安を消すためのお金。
10億円なんていらないし、手に入れても生活レベルは変わらないと思う。
下衆を承知で書くと、「人の悪口」って楽しくない?
新しい職場に入り数ヶ月も経過すると職場の人間関係がわかってくる。
誰と誰が仲悪いとか、誰が誰を好きだとか。
そういうのって、しみじみ、生きる楽しみのひとつだと思う。
人間の意外な一面とか見ると胸が躍る。
10億円なんかゲットしたら、そういう楽しみを失うとも言えるわけだ。
偶発的なハプニングも生きる楽しみ。
わけがわからない不思議な偶然は、
どこか神仏の存在を予感させてくれるため楽しい。
おお、そう来ましたか、みたいな驚きは楽しい。

ほかに生きる楽しみって何があるのだろう?
人によっては絶対に抵抗できない相手を、
威圧的に怒鳴るのが楽しいというものもいよう。
おまえのためを思っているんだ、とか鬼コーチを気取りながら。
根性を鍛えなおしてやる、とか。
いわゆる恋愛は金銭関係だと信じたいから興味がない。
若さはほしいよなあ。
43歳にもなると体力の衰えを自覚すること甚だしい。
20代のときのようにはとてもいかない。
半面、老いのよさもあって、
この年齢になると人の評価を求める気持もだいぶ薄まる。
この程度の人生だったかという諦念が生じるためだ。
つまらない精彩がない毎日。
この倦怠感は高額の占い師に頼るほど高尚なものではない。
いつ死んでもいいし、生きていてもいいなんて書くと中学生のポエム。
いまはとりあえず新しいパソコンを買う金銭と判断力、
それを設定、ネット接続する元気がほしいくらいでいいのかなあ。
いつパソコンや健康がフィニッシュするのかわからないので書いておく。
最近、やたら43歳男の犯罪が目につく。43歳。
過去の戦績が明確に判明して、
未来の絶望坂が見える年齢なのかもしれない。
40を超えるともう派遣系、よくても契約社員しかない。
年収は200万円ちょっと。
そこから住民税や社保(年金等)を引かれたら手取り十数万円。
家賃は5、6万円の独房。
本人は医療にかかる金もないのに、社会保険を負担。
老人は高い検査を1割負担で長寿三昧。
なまじっか顔も性格もいいので、一度は結婚もしたようだが、
あまりにも金がないので愛想をつかされる。
思い切って自分はこんなところで働く器ではないと会社を辞めたが、
結果はどこにも雇ってもらえず、明日の金に困って前職場に土下座復職。
顔も性格もいいのは僕も見たからわかるが、押しが弱い。怒鳴れない。
わたしをふくめて彼のことを嫌いな人は少ないだろうが、オーラが貧しい。
いちおう契約社員なのに、
旦那が正社員の女性パートからはみなバカにされている。
ここまでかというほど、あわれになるほど、かなしくなるくらい。
口癖は「金がない」――。
そんな彼は末端派遣の僕を怒鳴っていびっていじめてもいいのに、
そういうことをしなかった。親切であった。いい男であった。
あの人はなにが楽しくて生きているのだろう?
コージーコーナーの同年代、Yさんは忘れえぬ人のひとり。
顔も性格もいいし、いい人なのだが、
そこを弱点と思う人がいまは多いのやもしれぬ。