かなりギリギリなんだけれど、光が見えないこともない。
おお、ここから開けていくのかというね。そんなもん、自分でもわからない。
以前、若者から六本木のディスコをおごってもらったことを書いた。
失礼なことを申すと、みなさま音楽と振りがまったく合っていないが、
手足の動きは創価学会のように一定している。
それはちがうと僕はそのリズムに参加できなかった。
終盤、すごいリズムがわかる人が来たのである。
下品なタコ踊りなのだが、すべてが音階やリズムに調和している。
勝手に「振付師」と命名した。それは正解だった。正しい動きだった。音楽をわかっていた。
夢のような嘘を語るとあれは、ブルーハーツの甲本ヒロトさんだったのではないか。
ちっとも偉そうではなかった。
しかし踊りはめちゃくちゃで、しかし踊りはリズムを完全にとらえていた。
六本木初体験の僕は氏と身体で会話をした。通じたような気がした。
むろん、そんな有名人が僕なんかを相手にしてくれるわけがない。
しかし、あのタコ踊りは狂気のなかでも正しく、僕も踊りたくなった。
何度も何度も感謝ボディーアピールをした。
生きていてよかったと思った。あれはいったいだれだったのか。彼は本物だった。
めたくそに正しいタコ踊りを教えていただいた。