いましたいのは、なんやかんやでたまっていたことをすっきりしたい。
読んだのに感想を書いていない本がけっこうある。
そんなことをしても一銭にもならないじゃないですか、とN本部長から言われたけれど、
もはや習慣というか、なにがなんでもしたいの! 
本は読んだだけではダメで感想を書くことで理解が深まる。
そのときの「わかった!」という快感は、
金銭レベルで代替できないところがあるような気がする。
ジェイコムで録画しておいた未見の山田太一ドラマもたまっている。
もう録画領域が限界なので、少しでも消化していかないと。
そうして視聴した証拠の感想を書くことで、山田太一ドラマへの理解を深めたい。
言い換えたら、山田太一を鏡として、もっともっと自分というものを理解したい。
購読している雑誌「週刊スピリッツ」「月刊スピリッツ」もたまっている。
いま消化しておかないと、時代に取り残されてしまうではないか、あはっ。
それから、大掃除をしたい。読後のスピリッツ等いろいろ捨てなければ。
いつ死ぬかなんかだれにもわからないから、なるべくいましたいことをしたい。
わたしは経験上そう思っているが、みなさまが違うお考えをお持ちでもいい。

もういい年だしどこにも行きたい目的地はない。
しいて言うならば、だれも行ったことのない場所に行きたい。
そこはだれも行ったことがないから、目的地のガイド情報はない。
しかし、そこへ行きたい。
前人未踏の地はガイドブックにも人生指南書にも掲載されていない。
繰り返しになるが、しかし、そこへ行きたいならどうしたらいいか?
夕方、ある派遣会社から電話が来た(Nさんとさんざん話のネタにしたあそこ)。
明日の早朝にある場所(会社)へ行ってくれませんか、とのこと。
そこがまあ、電車に乗ってバスに乗ってという川口の僻地(へきち)っぽい。
会社HPを見たら、いかにもスポット派遣はいじめられそうなところ。
でも、いいじゃないかと思った。これって冒険じゃないですか?
なにもかも知らないところに無防備にひとりで飛び込んでいく。
そのときわたしはなにを思うのだろう。
そして、その経験がのちにどのように発酵するのだろう。
すべてわからないが、そのわからないところがおもしろい。
海外放浪と派遣放浪には似た味わいがもしかしたらあるのかもしれない。
わたしは明日どんな屈辱や無力感、あるいは感動を味わうのだろう。
おもしれえ。どこにでも行ってやる。

……と強気を装ったが、いまガクガクブルブルよ。
とりあえず早寝して早起きして遅刻だけはしまい。