今月の国保とか住民税とか、自殺宣告かというレベル。
たったあれだけの年収に、
あの国保と住民税を課してくる為政者は政治をなんと心得ておる?
板橋区役所に減免をお願いしたく電話してもそれは絶対無理。
なら稼ごうと板橋区東京都議選期日前投票短期バイトに応募してもなぜか落ちる。
おそらくコネで決まっていたのだと思われる。
だれか都政とヒューマントラストの闇をぶっちゃけてしまえばといいとは思うが、
今後いつ人材派遣会社大手のヒューマントラストのお世話にならないともかぎらぬ、
40過ぎのうすらぼけたおっさんはなんにも強い主張ができない。

奈良時代の仏僧である行基は、いわばルールを破った公務員だ。
当時の僧はみなみな国家公務員で、ひたすら国家の安泰を仏法で願っていた。
ところが、行基は貴族(インテリ)相手にしか教えてはならないとされていた仏教を、
民衆のなかに分け入って教えた。
教員資格を持つ先生があえて安定を捨ててカリスマ予備校講師になったようなもの。
行基集団は国家から弾圧されたらしいが、
理由は行基の弟子たち(私度僧)から(宗教税法上理由で)税金を取れないから。
だから、行基を取り締まれ。

晩年の行基は奈良東大寺の大仏の勧進(寄付金集め)をしたことで知られている。
行基には大衆からの人気があった。
庶民がなぜ税金を払えないかといったら、それに見合った報酬の仕事がないからである。
国家は宗教家の行基に大仏の企画・収支・運営をすべてまかせた。
行基は仏心から労働者を集め、大仏を製作し、報酬を払い彼らを食わせた。
行基は日本経済学の原初ゴッドファーザーと言えるかもしれないのである。
仕事をつくる、労働者をつどう、働かせる、報酬を払い税を強制的に徴収する。
むかしから国家が庶民にやってきたことであり、
だが誕生以降わけもわからず先輩顔をする国家なぞをバカにするのが宗教なのだろう。
仏教を独学した大学者の梅原猛が「漂泊の伝統」ということを言っている。
いわく、伝統のはじめは奈良時代の行基ではないかと。
民衆にはじめて分け入って仏法を説いたのが行基であると。
そのつぎが平安時代の空也。空也を尊敬して真似たのが鎌倉時代の一遍である。
行基は「日本霊異記」を読んだとき、たいへん目立つ存在だった。
行基が説法中に騒ぐうるさい障害児を殺せとか言った話があるんだ。
実際に母親がわが子を殺したら、その後はホラーの世界である。
来週、奈良県の生駒(いこま)に行くことになっているが、
あそこは行基の寺(墓)で有名なところだったといま調べて知る。
で、京都に戻って一遍好きのわたしが六波羅蜜寺の空也像を見る。
どうしていま奈良、京都なのかようやく少しわかった。
嫌いな人の多い俳人の山頭火も「漂泊の伝統」の末裔(まつえい)だろう。
ふらふら呼ばれたらどこにでも行くわたしもあるいはそうかもしれない。
人間は自分でもどうしてかわからずに「それ」をすることがある。
これを神仏のおはからいなどと言ったら前時代的すぎるのだろう。

(関連記事)←クソ長いので、むろんのことお読みにならなくてけっこうです。
「日本霊異記」(景戒/小泉道校注/新潮日本古典集成)