こんばんは、こんばんは。お久しぶりです。みなさん、お元気ですか?
こうして更新をするのは、変な人がいるため。
ブログを更新しないと、わたしが死んだのではないかと思って、
コメントを何度もくださる御仁がいるのである。
それもふつうのコメントならまあ、ありがたいのだが、いささか珍妙なのだ。
HNを毎回変えてコメント欄に書き込んでくる。
いくらパソコン音痴のわたしだってIPホストくらいはわかるので同一人物だと知る。
心配してくれるくらいならいいのだが、しまいには怒りだすのだから。
自分がこんなに心配しているのに反応を示さないのはおかしいとお叱りまで受けた。
さらには無関係のネット掲示板でわたしの安否を問うしまつ。
この人はさすがに気味が悪くコメントを書き込めない設定にさせていただきました。
埼玉県ご在住だったか。
というのも、そんなに心配ならメールを1本よこしてくれよって話で。
即座に「生きていますが、なんでしょうか?」と返信する。
そちらが本名を名乗るのであれば携帯番号を教えてもいい。
その御仁のなにがいやだったのかといま考えると、
自分は安全地帯にいたいというところかな(もとより、わかりませんが)。
メールの1通も出せないくせに、あなたの心配をしていると言われてもわけがわかりません。

とはいえ、ほかにもいらっしゃるかもしれない。
こんな過疎ブログをわざわざ読んでくださるかたにご心配をおかけしたくない。
そうはいっても、とりたてて書きたいこともない。
というわけで、むかしやっていた買った本の報告でも久々に復活させようかと思う。
最近ではめずらしいことに5千円以上も本を買ってしまったこともあり。
8月11日、東急東横店の渋谷大古本市におもむく。

「大乗仏典」(中村元編/筑摩書房) 1050円

これはいい本を見つけたと思う。
わずか1冊ながら、そのうえ経典も抄訳が少なくないが、
それでも12もの大乗仏教経典を採録しているのだから。
まさにいまこういう本を探していたといってもよい。
ぶっちゃけさ、もう夢とかなーんにもないんだよね。
夢というのは、「○○になりたい」という子どもじみた願望のこと。
そりゃあ、むかしはいろいろありましたよ。
わたしの人生はあきらめの連続だとも言えるのだろう。
結婚をあきらめ、金持になることをあきらめ、長寿をあきらめ……最近は出世することも。
さすがに40近くなると「○○になりたい」という夢はなくなります。

で、なにが残るのかというと徹底的にやってやろうというテロリズムかしら。
なにものにもなれなかった老いぼれだが、しかし一発だけどこかに仕返ししてやりたい。
だから日蓮というのはおかしな話だが、いま創価学会をふくめ日蓮系の新興宗教は多い。
日蓮系団体は決まって大乗仏典の法華経を異様なまでにあがめている。
それがなにゆえかというと、おおむかしのシナの坊さん、智顗(ちぎ)が根拠である。
法華経礼賛は、シナ天台宗の智顗という坊主が、いちばん偉いのは法華経と言ったがため。
これを日蓮業界人は教相判釈(きょうそうはんじゃく)と言っている。
中国人の智顗が多くの仏典を読破した結果、
法華経こそ最高と言ったから、このため、そうなのだというお約束が教相判釈だ。
でもさ、これっておかしいじゃん。
どうして智顗が法華経バンザイと言ったから、それが絶対的に正しいと言えるわけ?
だったら冥土(めいど)の土産にマイ教相判釈をやってやろうじゃないか!
自分の目で複数の大乗仏典を見比べて、フフ、どれがもっとも偉いか決めてやろう。
このたび「大乗仏典」(筑摩書房)を購入したゆえんである。
断っておくと、たぶんこれがわたしの限界。
この本よりもはるかに大部の大乗仏典全集(全10巻以上!)
もかつて出版されたらしいけれど、
さすがにそれは読めない(∴想定寿命、知的忍耐力および経済力)。

「大乗仏典」(中村元編/筑摩書房)1050円はいい買い物をしたと思う。
帰宅して調べたら、いまだ絶版ではなく通常ルートで入手可能らしい。
ただし定価は4千円。むろん定価を払っても十分に元が取れる内容である。
とはいえ、いまのわたしには1050円が精一杯だ。
ついでだからセットでこちらも買っておく。

「原始仏典」(中村元編/筑摩書房) 1050円

いま思っているのは、とりあえず回り道をしたいってことかな。
どこに到達したいという目的地はからきしないけれど、回り道だけはしてやりたい。
非効率的で無駄なことをしたい。バカなことをしたい。アホになりたい。
わかりやすく言うと、くいーん、アッカンベーをしたいのでR♪
どこに行ってもいい、どうなってもいい、だって最後はみんな死んじゃうのですから。
死ぬまで、まあ回り道をしたい。道草を楽しみたい。
こんなことを考えるようになったのは、
40を過ぎてから猛スピードで出世した例の怪物めいた先生の影響か。

「河合隼雄著作集9 仏教と夢」(岩波書店) 500円
「明恵上人集」(岩波文庫) 350円


明恵ちゃんの文庫はたしかいま限定復刊されているけれど、
読むかどうかもわからない本を定価で買いたくない。
しかし、買わなければ絶対に読まないので、いちおうカゴに入れておく。
そういえば、明恵の伝記も積ん読してるしね。
明恵はアキエではなくミョウエと読みます。
どうでもいいけどさ、私淑かつ兄事する芥川賞作家・西村賢太氏の
モトカノ秋恵さんみたいに尽くしてくれる女人がほしいにゃ~。
そうそう秋恵さんは市井の女性だけど、明恵さんは鎌倉時代の聖なる坊さんで男性だから。

「山頭火――句と版画 蛍の母」(小崎侃・村上護/グラフィック社)絶版
「山頭火――句と版画 風の旅人」(小崎侃・村上護/グラフィック社)絶版
「山頭火――句と版画 雑草風景」(小崎侃・村上護/グラフィック社)絶版


全3冊で千円ポッキリ。
それにしても村上護先生はうまく世渡りして山頭火利権を独り占めしたよな、パチパチ。
本物の山頭火を知る老人には下手からすりよる一方で、反面、相手次第では権威者ぶる。
いまや実際の山頭火を知るものは存命していないから先生の独り勝ちといってもよいだろう。
村上先生から学ぶことがあるとすれば、既存の権威に頼るよりも、
自らが自分こそ権威たらんと野望することが出世のこつなのだろう。
よしんば山頭火がこういう処世の知恵を知っていたら、さあ、どうなっていたか。
皮肉なようだが、おそらくは国語便覧に載るような偉人にはなっていなかっただろう。
さてさて、山頭火を好きなのは決まって愚昧(ぐまい)な大衆なのだ。
インテリの学者先生は嫌味たらしく「甘い」だの「おセンチ」だの
さんざん種田山頭火を愚弄した挙句、東大卒の尾崎放哉をベタぼめする(上野千鶴子!)。
大衆でなにが悪いか。インテリなんか大嫌いだ。どうせおれはバカだよ、けっ。

「NHKこころをよむ/河合隼雄・明恵を語る/濱田泰三・道元を語る」品切れ 315円

NHKラジオ講座のテキストのようです。
ろくろく本も読めないようなバカな主婦や定年老人が好むもの。
わたしは河合隼雄さんの痛い信者だが、
たしかこのNHKテキストは書籍に収録されていないはず。
これは貴重なものを手に入れたわい、とホクホクしながらカゴに入れる愚人である。
ときにインテリの学者先生に殺意を抱いたりするあわれなクソ庶民であります。

「NHKこころをよむ/瀬戸内寂聴・最澄を語る/梅原猛・空海を語る」品切れ 315円

本来ならば百円(ないし105円)でしか買わないような本だが、
つい最近両氏の対談本を2冊続けて読んだため、うっかりカゴに入れてしまう。
くうう、カゴが重いぜ。まるでおれさまの脳みそも重くなったようでなんだか嬉しい。
もっと重くなれ! もっと、もっとだ!

「日本思想大系 民衆宗教の思想」(岩波書店)品切れ 500円

この日買ったなかでいちばん分厚い本。
ううん、ええと、なんかさ、
江戸時代末期の黒船来航で弾(はじ)けちゃった人がいろいろ新しい宗教を始めたらしい。
本書は如来教、黒住教、天理教、金光教、丸山教の主要経典を集めたもの。
はっきり言うと、こういうものに興味を抱くほど人生に絶望している。
絶望しているけれど、お勉強欲はある。
関係あるのかないのか、ある人から大学院に行って学者にでもなればと助言された。
わたしは生意気にも傲岸にも不遜にも(ほんとうにごめんなさい!)、
教えを乞いたいと思うような学者はいまの日本にいない、と答えたのだったか。
河合隼雄先生をはじめお逢いしたい学者先生は故人ばかりだし、
たとえ存命でも山田太一先生はインテリ嫌いの庶民で、
なおかつ弟子を取るような人ではない。
申し訳ないけれど、たとえば河合隼雄、山田太一、両先生と比較したら、
ひろさちや、小谷野敦、中島義道、植島啓司、春日武彦、各先生は立派でなおかつ、
現代では最高レベルに優秀であることを否定しないが(大先生!)、
こちらの拙い主観では(バカなんですよ)師事(絶対帰依)するような対象ではない(反省!)。

(注)もっともわたしが知らないだけで、
教わるべきことが山ほどある偉大な先生は日本に数知れずおられるのでしょう。
ほんとうに無知で申し訳ありません。


どこかで恩師は原一男先生ひとりと思い定めているので(それだけ絶対的な経験でした)、
これ以上の師は求めていないこともある。
ちなみにシナリオ・センター講師のUさんは、
読んでもいないアリストテレスを講義するというたいへん笑える芸の持ち主だったが、
作品もなにもない、ただ奥さんがN○K社員であるということだけが誇りの五十男を、
いくら本人が新井某の威光を借りて偉ぶっていようがさすがに先生と呼ぶことはできない。
先生と尊敬するどころかむしろ白状すると軽蔑していて、
いや彼の無知をあわれんでいて、いつか再会して
アリストテレスや劇作について教えてあげなければならないとさえ思っている。
自称先生の無知は罪である。
自称指導者の思い誤りは、きちんと正しておかなければ後世のためによくないではないか。
そうはいっても、たしかに尊敬はさらさらしていないが、わが退屈な人生で
シナリオ・センターのUさんが「忘れえぬ人々」の一員であることは認めているのだ――。
出逢ってしまったのは前世か前々世の因縁とお互いあきらめましょう。

突然、携帯電話が鳴る。
めったにないことなので慌てて出ると、シナリオ・センターの生徒さんからだった。
40間近のおばさんで、メールでたいそう無名のわたしを持ち上げてくれるので逢った。
そうしたら、とんでもない人で、さんざん無礼を働いてくれたのである。
そうそう、その思い出を数日前ブログに書いたのだったか。
女は明日までにブログ記事を消しなさいと高圧的に命令してくる。
自分は強大なバックが守ってくれているというのである。
聞くと、シナリオ・センターが自分の味方だという。
シナセンでチューターをしている某君が、
「うち全体であいつを潰してやる」と息巻いていたとのこと。
でもね、明日までにブログ記事を消すのなら、私がそれをとめてあげるから。
腹が立ったので強く拒絶したのだった。それどころか、売られた喧嘩を買った。
「ゴタゴタ言うならあんたの実名を書くぞ!」
「ストーカー、ストーカーとうるさいが、
だれがあんたのようなおばさんをストーカーするかよ、ハハハ!(←性格最悪だな……)」

電話を先に切ったのは向こうだった。
このことは忘れようと古本がたくさん積まれたカゴを惚れ惚れと見やる。
買い残しはないか会場をうろうろしていると、携帯電話に女からのメールが入る。
読んでみると、これが想像以上にひどいのである。
そのまま引用するとまたワーワー騒ぎそうだから、
当人の心情を想像したうえで、遺憾ながらこちらで無断で改変したものを記しておく。

「バッカじゃないの~。残念でした。
あのとき(逢ったとき)伝えた名前も経歴もぜんぶウソだよ~ん。
もしかして本気にしていたの? バーカ! 私を舐めるなって。
明日までにブログ記事を消さなかったら警察沙汰にするからね!
わかる? 警察ってわかる? あなた逮捕されるよ、ザマアー♪
さあ、大変だ。警察沙汰だよ、警察沙汰。ガクガク? ブルブル?
シナリオ・センターも警察も私の味方。ふふん、どうするの?
いま私は楽しくて仕方がないからね~♪♪♪」

電話番号もメールアドレスも明日変更するからご返信不要というのである。
それどころか、今後連絡してきたらすべて警察に通報する。
やはりシナリオ・センターの生徒さんはすごいと感心する。
もうすぐ40なのに長年専業主婦でテレビドラマばかり見てきたせいで、
本気でいまから売れっ子脚本家になれると信じているのだから。
刑事ドラマを毎日のように見ていたのだろう。
警察がか弱き女性たる美しき自分(おばさーん!)を保護して、
悪人罪人のわたしを捕まえてくれると思い込んでいる。これだけではないのだ。
この後、わたしを陥れるべく女は警察相手にいろいろやらかしてくれたのだから。
この件に関してはまた日を改めて書きたい。
最後にメッセージ。
うちのブログを定期閲覧してくださっているお偉いシナリオ・センター事務局の某君に告ぐ。
シナリオ・センター全体であいつ(=わたし)を潰すもなにも、
とっくのとうにこちらはぺしゃんこになっていますから、アハハ。

帰宅。飲酒。忘却。
買った古本をニヤニヤしながら何度もなでる廃人寸前中年男性でした。
5080円なり。