「本の山 グリルパルツァー」の検索でうちにいらした方がおられます。
読んでいなくて、ほんとうにごめんなさい。
さっそく調べてみたらグリルパルツァー(1791 - 1872)はオーストリアの劇作家。
弟と母親を自殺で亡くしているとのこと。
戯曲収集家だから、うちには山ほど読んでいない劇作がある。
本の山に分け入り分け入りして、グリルパルツァーの戯曲をふたつ発見する。
「ザッフォオ」と「海の波 恋の波」だ(どちらも岩波文庫で現在は品切)。
もうひとつ邦訳されたのに「ウィーンの辻音楽師」があって、
幸いにもこの岩波文庫はいま市場に流通しているらしい。
前二者がおもしろかったら購入しようと思う。

人生で読書ほどカネのかからない楽しみはそうないのではないか。
とはいえ、うちのブログをお読みくださっているのは、
どうやらいわゆる読書好きではないようである。
むかしある人から「本の山」で読んでいるのは山田太一関連の記事だけだと指摘された。
すなわち、意地悪く解釈すれば、山田太一以外の記事なんか読むわけないだろう、バーカ!
いまなら、まあ、そんなものだろうと受け流せるが、当時はそれなりに傷ついた。
しかし、まったくそうなのである。
うちのブログをご覧になっているのは特定作家のファンが多く、
ただそれだけで、さらさら無名のわたくしごときに関心はないのである。
具体的にいえば山田太一ファン、宮本輝ファン、小谷野敦ファンが多いのではないか。

ならば、次回予告をしておこう。
最近読んだ小説は「異人たちとの夏」(山田太一)「錦繍」(宮本輝)。
どちらも再読である(いや、三読、四読はしているかな)。
それから「性と愛の日本語講座」「美人好きは罪悪か?」「『こころ』は本当に名作か」。
3冊とも「もてない男」で知られる新書ライター小谷野敦さんの著作である。
みなのもの、今年のアクセス、ありがとさん。どうか来年もよろしくってことだ。