ブログという表現方法がメジャーになったのは少なくともこの10年でしょう。
ブログはとても新しいメディアなのです。
特徴をまとめます。
1.書くのにも読むのにもおカネはいりません。
2.公開するまでにチェックする機関(編集者、校閲者)が存在しません。
3.けれども公開されたらその瞬間に万人の目に触れます。
4.匿名で書くことが可能です。
5.不都合になったら、すぐさま全記録を削除することができます。

今回、取り上げたいのは1です。金銭の問題であります。
おかしなブログがたまにあるでしょう。
「ここをクリックして」とか書いてあるブログ。
何ものにもかえがたき読者様に命令するなんて、いったい何さまなのでしょう。
あれをクリックすると該当ブログが人気ヒットチャートに入る模様。
おろかですね。だれかから認められないと、ものを書く気にならないのですから。

話はがらっとかわります。むかしこんな争いがあったようです。
ある純文学作家が文芸誌の編集長に抗議しました。
「こんな安い原稿料で生活できると思っているのか」
安定した会社員で、なおかつ高給取りの編集長はこう答えたそうです。
「あなたは報酬がなかったら書かないのですか」

いろいろ複雑な問題をはらんでいるやりとりです。
ここでは金銭面だけ問題にしましょう。
ブロガーのほとんどは収入が得られないのに書いている。
どういうことか。大多数のブログは純文学なのです。
21世紀の日本で純文学が復活したといってもいいのかもしれません。

それから、それから。
「本の山」管理人のわたしも無報酬で、
だれからも頼まれていないのに文章を書いています。
他人から依頼されて文章を書いたことは一度もありません。
多くの作家志望者が新人賞めざして無報酬で小説を書きます。
賞を取らないものは消えてゆく。書かなくなる。
新人賞を取った作家は、少なくとも数年は書きつづける。
なにゆえか。書いてくれという依頼があるからです。書いたらおカネになるからです。

この記事は、いったいなにを主張したいのか。
・「本の山」は長年、報酬もなく文章を書きつづけているから偉い。
・わたくしヨンダが小説を書かないのは、依頼されていないからだ。
・文学者の正体など、そもそもはブロガーに過ぎぬ。
以上3項、すべて誤りであります。
この記事の目的は(あるとすれば)おなじブロガーへの応援歌なのです。
頼まれもしないのに無報酬で文章を書いているみなさまへ。
ともにがんばりましょう! 書きつづけましょう! えいえいおう、なのです♪