頭が悪くて、顔が悪くて、性格が悪いから、
せめて舌くらいは結構なものではないかと思っていたのだが、
このたび最後の幻想も崩れ去った。
思えばよわい15にして顔の悪さに気づき、20で頭の悪さを自覚し、
性格まで悪いと判明したのは25のときだった。
いま30を過ぎて舌の悪さを思い知ったというわけである。
現在、日清からカップヌードルの新商品が発売されている。ミルクシーフード味。
これには開発秘話があるようで、
なんでも担当者がある都市伝説を実行したことがきっかけとなった。
牛乳でシーフードヌードルを作るとめっぽううまい、というのがそれである。
ためしてみたら悪くないということで、今回の新商品発売にいたったらしい。
新商品を食べてみたら、ふつうにうまい(頭の悪そうな表現でしょ?)。
ならオリジナルの牛乳ぶっかけもいつかやろうと決めたのはこのときである。
しっかし、ラーメンに牛乳だぜ。
レトルトカレーの賞味期限1年切れくらい笑いながら食うあっしでも、
ちっと厳しいわけだ。
牛乳を鍋で沸かしながら最後の一線で迷ったわけである。
これをやったら、いくらなんでも人間としてやばくね?
けど、そういや人間終わってたや、ということで熱々の牛乳をどぼどぼ。
3分経過。あんれまあ、うまいざんす。
同時に、これを美味と感じるわが舌はよほど出来が悪いのだろうとあきれたさ。
もういいや。これで吹っ切れた。
今度はプリンに醤油ぶっかけたのをつまみにタバスコ入りの赤ワインでものむか。