「高いものはいい物だとは限らんけど、
いい物は高い、って信念を持ってたんです」
(宮本輝「にぎやかな天地」上巻P17)


これはほんとうでしょうか。
すなわち、高いものはいいものだ。
いな、いいものは高い。
たとえば、いわゆるブランド品。
バッグ、靴、衣服、小物類……。
食べ物。国産肉はなぜか高い。
中トロ、ウニ、イクラ、エビ、カニは、高いからうまい。
いな、うまいから高い。

例外を。文学です。
文学作品は価値のあるものほど価格がさがる。
古典文学作品は、どれも文庫で安く読めるのがこの文化大国。
ネットには青空文庫というものがある。
著作権の切れた名作がただで読める。
提案をしたいのです。出版社へ。
内外の古典文学作品の価格をあげてみたらどうでしょうか。
高いものはいい、いな、いいものは高いと日本人は飛びつくのでは?
収益は現役作家に分配。そのぶん現代文学作品の定価をさげる。
これで文学も価格相応になるはずです。