05/02/27 16:53:22
「AERA MOOK 日本神話がわかる。」(朝日新聞社)
→アエラムック、大好きです。
池袋のリブロが平積みにしていてくれたおかげでこの本の存在を知る。
アエラムックは以前「シェイクスピアがわかる。」でもお世話になったんだ。
ナツメ社の図解雑学シリーズとアエラムックは
独学者の味方です。
アエラムックは各方面の識者に、あらゆる方面から日本神話を語らせる。
うん、グーです。日本神話学習のシメにふさわしい。
おかげで、イザナギ、イザナミ、アマテラス、スサノオ、オオクニヌシ、ヤマトタケル、
みーんな身近な友達みたいに感じられるようになった。
なかでもアマテラスは愛子さまのご先祖さま。
皇族に友達ができたような気がする、わーい!
05/02/27 15:30:22
「日本神話入門―『古事記』をよむ」( 阪下圭八/岩波ジュニア新書)
→こんな本があったとは!
みなさま新しい分野を勉強するときどうしていますか。
大書店の専門コーナーに行っても文庫や新書は別扱いというところがほとんど。
(たまにそうではないというところがあり、そういう書店は重宝する)。
独学派は、こういうときだけ指導者がほしくなる(あとはいらない)。
やっぱり万人向けの文庫や、初心者向けの新書から入りたい(それに安い!)。
岩波ジュニア新書は高校生向け。
なら阿刀田さんの「楽しむ古事記」ではなく、これから日本神話に入るべきだったのか。
日本神話に関心をお持ちになったら、これから入るといいかもしれません。
あなどれません。岩波ジュニア新書。
05/02/09 14:18:57
「日本神話」(上田正昭/岩波新書)
→学問てえやつは、重箱の隅をつつきつづけるものなのか。
まいった。岩波新書だからと信頼していたら(考えてみたら信頼する根拠なんてないか)。
上のほうで書いたよね。
「一般的に」日本神話とは古事記の上巻に書かれた神々の物語だと。
だけど学者さんはこんなことを納得したら飯が食えなくなるわけで、
日本書紀やら、その異聞、また出雲風土記やらを持ち出してくる。
A(古事記)にはこう書いてあるが、
B(日本書紀)にああ書いてあるのはどうしてかというと、
それはCを見なければわからないのだが、
しかしここで注目したいのがDにこのような記載がある点で、
なんとか教授の新説の根拠となったEともこれは矛盾しないから……、
とこう延々とやっているのが本書。
感想は1行目に書いたことに尽きる。
この著者に読者を楽しませようなどという気持ちは微塵もない。
あとがきによると、本当は新書など書きたくなかったとのこと。
なら書かないでくださいよ……。
京都大学名誉教授か。生前は先生、先生とちやほやされたのかねえ。
上田正昭。その講義は不眠症の学生にさぞありがたがられたことでしょう。
05/02/09 13:49:31
「日本神話の英雄たち」(林道義/文春新書)
→かっこよくいうと、日本神話をユング心理学で読み解こうとする知の冒険書。
ふつうにいうと、日本神話をユング心理学で遊び尽くしましょうという本。
だから、あらかじめ日本神話のあらすじくらいは知っておかないとつらいかも。
ふむ。お客さんとしての評価は高い。わかりやすくて非常に満足。
(余談だけど、日本のユング紹介者の文章ってどうしてこんなにわかりやすいのだろう。
原典はあそこまで難解なのに)
で、この新書。読んでいる間は、すらすら頭に入ってくる。
もうわかってわかってしょうがない、てな感じで。
だけど、読了して1時間もたつと、え? と思えてくる。
なんか狐か狸に化かされたような。
おなじユング学者の河合隼雄の本を読んだ後にも似た感触。
なんなんでしょうかねえ、この感じ。ユングの胡散臭さ?
おっと、こっちの林道義は河合隼雄と一緒にはされたくないようで、
著書の中で何度も河合隼雄批判をしていました。……内ゲバはやめなさい(笑)。
05/02/09 13:20:42
「わかりやすい日本の神話」(出雲井晶/中公文庫)
→1月の新刊。
前述の阿刀田さんの本を読んでわかったのは、
じぶんが本当に何も日本神話について知らないこと。
そのため「楽しい古事記」は2回読みました。
まったくのゼロから日本神話というものを頭になじませるのはかなりたいへんでした。
で、日本神話2冊目がこれ。
本書は、うーん、微妙というほかない。
いい本なんです。
幼児に話しかけるようなわかりやすい文体、大きな活字、
絵まで入っている(これにかなり助けられたことを告白)。
……ただ一点をのぞけば。
著者のおばあさん、絶対的な天皇崇拝者なんです。
真性右翼とでもいうのでしょうか。
かなりの電波がでてるんですけど、笑ったなんていったら失礼かな。
天皇陛下は神様です。
なぜなら陛下の祖先は天照大神だからです。
ええ、そうですか。そうですか。そうですか。
05/02/09 12:54:49
「楽しい古事記」(阿刀田高/角川文庫)
→ある日、ふと思った。
なんでギリシア神話にはやたら詳しいのに、
日本神話についてまったく知らないんだろうと。
神話を持たない民族はないらしいから、
とすると日本にも神話というものがあることになるわけだ。
なんで知らないんだろう。どうして今まで関心を持たなかったのだろう。
すぐに理由がわかった。
ああ、そっか、日本の神話は天皇制にダイレクトに向かうからか。
つまり例のウヨサヨ(右翼左翼)のわずらわしいあれ。
だから無意識的に日本神話を敬遠していたのかと国語便覧を閉じ汗を拭く。
一般的に日本神話とされているのは、古事記の上巻に書かれた神々の物語。
で、この古事記は7世紀に天皇が命令して作らせたものだから、
当時の天皇家に都合がいいように書かれてあるわけで、その点、
ホメロスなんかの吟遊詩人が伝えてきたギリシア神話とはいささか毛色が異なる。
まあ、そんなわけで日本神話にはギリシア神話にはない政治性とでも呼ぶべきものが
あるわけですが、とりあえずどんなものかを見てみようとお世話になったのが
今回も阿刀田さん。よき紹介者であります。
05/01/27 13:09:23
「中世騎士物語」(ブルフィンチ/野上弥生子訳/ワイド版 岩波文庫)
→同著者の「ギリシア・ローマ神話」の続編。
だから仕方なく読んだ。こういうのを「やっつけ読書」というのでしょうか。
どうしよう……。何も書くことがない……。
ええ、ちゃんと読みましたよ。
むかーし、ちょっとだけやったことのあるドラゴンクエストの世界でした。
王様がいて、選ばれた勇者が冒険をする――。
05/01/18 18:07:06
「図説ギリシア神話【神々の世界】篇」(松島道也/河出書房新社)*再読
「図説ギリシア神話【英雄たちの世界】篇」(松島道也・岡部紘三/河出書房新社)*再読
→二冊あわせて3600円+消費税。
むかしのわたし、よくこんな贅沢な買い物できたな。
本に金を惜しむな、すべては自己投資だ、とじぶんに言い聞かせたんだったか。
ギリシア神話にまつわる絵画や彫刻などがカラーでいっぱい紹介されている。
残念ながら美術の才能は(も?)皆無なのでどこがいいのかよくわからない。
でも、なんか、ぼーっと見ていると楽しい。こころが落ち着く。
今回、このように再読してすこしは元を取れたのかもしれない。
満足? まあ、ほどほどに。
05/01/18 18:07:06
「週刊朝日百科 世界の文学51 ギリシア神話」(朝日新聞社)絶版
→ギリシア神話のどんなところにひかれているのか。
ひかれている?
うん、たしかにキリスト教や仏教よりもギリシア神話が好きだ。
イエスや釈迦よりも、ディオニュソスやアテナと文通したい。
するならの話ですが。
何よりいいのはギリシアの神々はイエスや釈迦のように
「あーせい、こーせい」とうるさくないところ。
それどころか神様のほうが失敗の連続。
嫉妬から人間を殺すなんぞは日常茶飯事なのだから。
ギリシア神話に残酷なエピソードはたしかに多い。
それなのにどうしてこんなにギリシア神話の世界がやさしく見えるのだろう。
恋に落ちたら、それはエロスの矢にあたったのさ。
ストーカー被害?
アプロディティを怒らせたんじゃないか。
インド洋大津波?
ポセイドンが怒ったんだ、哀しいが仕方がないよな、神様のしわざだもん。
あらゆる偶然を必然に落ち着かせる機能がギリシア神話にはある。
うーん、それだけじゃないんだけど、ギリシア神話にひかれる理由は。
でもまだうまく言語化できない。それでよいのかもしれない。
たとえば食べ物。
カレーを好きなひとの何人がその理由を説明できるのでしょうか。
05/01/18 17:10:26
「図解雑学ギリシア神話」(豊田和二監修/ナツメ社)*再読
→以前、この図解雑学シリーズをほめたらえらくバカにされたことがある。
それも陰湿に、かなりねちねちやられた記憶が。
今でもギリシア神話についてゼロからスタートしたいひとにはこれがお薦め。
再読して改めてこの本のよさを思う。
ギリシア神話は複雑な系譜があるから
文章オンリーより図になっていたほうがわかりやすい。
それにどうしたってなじみのないカタカナの神様。
横に絵画や彫刻の写真、イラストなんかがあったほうがすんなり入ってくる。
「ヘラクレスの12の難業」も文章でいちいち教えられるより、
ぱっと一覧になっているほうがどれほどわかりやすいことか。
でも神話関係のネットを見ると、
初学者に呉茂一の「ギリシア神話」(新潮文庫)を薦めているひともまだいるわけで。
学問従事者には、わかりやすいというのは嘲笑の対象なのでしょうか(苦笑)。