かなりギリギリなんだけれど、光が見えないこともない。
おお、ここから開けていくのかというね。そんなもん、自分でもわからない。
以前、若者から六本木のディスコをおごってもらったことを書いた。
失礼なことを申すと、みなさま音楽と振りがまったく合っていないが、
手足の動きは創価学会のように一定している。
それはちがうと僕はそのリズムに参加できなかった。
終盤、すごいリズムがわかる人が来たのである。
下品なタコ踊りなのだが、すべてが音階やリズムに調和している。
勝手に「振付師」と命名した。それは正解だった。正しい動きだった。音楽をわかっていた。
夢のような嘘を語るとあれは、ブルーハーツの甲本ヒロトさんだったのではないか。
ちっとも偉そうではなかった。
しかし踊りはめちゃくちゃで、しかし踊りはリズムを完全にとらえていた。
六本木初体験の僕は氏と身体で会話をした。通じたような気がした。
むろん、そんな有名人が僕なんかを相手にしてくれるわけがない。
しかし、あのタコ踊りは狂気のなかでも正しく、僕も踊りたくなった。
何度も何度も感謝ボディーアピールをした。
生きていてよかったと思った。あれはいったいだれだったのか。彼は本物だった。
めたくそに正しいタコ踊りを教えていただいた。

1.貴子
2.幸子
3.範子
4.道子
5.文子
6.さくら
7.あや
8.ひろみ
9.加奈
10.めぐみ
11.美香
12.和歌子
13.かね(香峯子)
14.咲子
15.安子
16.明日香
17.未来(みき)
18.純子
19.ふみ
20.かおり
21.由美

*正確にはランキングではなく、酔余のまま思いつくがまま書いた手遊び。
フィクションですから、あれもあれも書いていないと言われても困りますが、
おっしゃりたい気分はわかります。

:*なお、このなかに実在しかつ対面した女性はおりません。そのくらいの常識は……。
ギリギリに近づくと過呼吸まで起こるのか。今日はじめて経験した。
あれは寝床から動けなくなるし、ひとり暮らしなら救急車も呼べない。
どんどんギリギリに近づいていく。

作家の有吉佐和子は嫌いなのだが、おもしろいことを知る。
日本語は平仮名、漢語、カタカナ。
いっぽうで現代日本の音楽は五線譜(西洋音楽)が主流(ピアノ、バイオリン)。
それからリズム(黒人音楽が入った)。

しかし、そのまえからあるのが三味線で、
有吉佐和子は「地唄」でかの音線を裏音符といったようなことを書いている。
いいかえれば「陽に当たらない音」――。

不勉強なため三味線は興味をもって聞いたことがないが、
あんがい日本大衆歌曲は裏の音、影の声、陽に当たらない呻きなのかもしれない。
わたしはそういうものが好きだ。
バイオリンもいいが「陽に当たらない音」もまた。

*(小さな声で)どう考えたって尾崎や池田がピアノを弾けるかよ(こっそり)。

*ネットで調べたら尾崎豊はピアノを弾けたという説が圧倒的。池田先生は、それね。
あてお笑い芸人のパフォームを見ていちどもわろうたことはあらへんし、
猫舌やからラーメン屋なんて20年以上いっとらんさかい、
共通点が見えるねんが、あれの根っこは一緒やで、お笑い芸人、ラーメン屋、
なんかぎょうさん盛ってはるけんど、ちんとも意味はわからへんがな、
せやけどつよ押ししてくるさかい、なんか偉いと思っちゃうようなペテンで、
おんなとにんにく臭いラーメン屋でデートするおとこはサイテーと思うやねんが、
せやね、その気持はわからへんでもないがや。
猫舌のあてはカップ麺は扇風機で冷ましてから口に入れますねん。
お笑い芸人とラーメン屋の盛りの下品さはどっかしら似ていまへんか?
そうね、おれ的におれは天才で、
なぜなら創価学会の三色鉢巻をしながら
即興で信濃町をバンザイしながら歩いちゃう人だから。
深く精神を病んでいるんですよ。
みんなあがめてくれたという妄想記憶がございますですね。
あそこで気づいたというところがある。六本木のディスコ。
あそこで音楽がわかった。こしゃくなことを言うと、大勢の人の笑顔に打ち震えた。
ポンギでどれだけ多くのことを学んだか。鈴木メソード1年分くらい。
これ↓おれが好きな曲のパターン。リズムがおなじ。
そういうことを六本木で教えていただいた。黒人はガチで怖かった。

いまになって感謝しているのはむかし勤めていたところの5、6歳上の上司。
あいつもまためんどうくさいやつだったが、退職日にフィリピンパブをおごってくれた。
そこでコカ(仮称)が尾崎豊をへたくそな大声で歌うのよ。野良声絶唱。
わたしはカラオケとか、
そういうの大嫌いだから拒否したが、もう社員ではないからパワハラではない。
ものすごいあたまの悪い高校を出ていることを自慢のようにいつも言って、
おれのダチは社長ばかりだと鼻息が荒かったね、副工場長。
しかし、真剣だった。彼は立派だったといまでは思う。
最後に創価学会だと白状して、なら入れてくださいよとお願いしたら――。
「ただでは入れられない」
いくら要求するつもりだったのか。あの人はよかった。再会したくもないが恩人のひとり。

中国語をやっていない人はわからないと思うが、一起去(いーちいちい)。
意味は「一緒に行きましょう」。
10年以上まえ、偽満州国でジーンズをクリーニングしたかったとき、
ホテルの若い女性服務員に言われた。もうすぐ仕事は終わるから「一起去」。
大学で中国語を勉強してよかったと思ったことはこのときほどない。
「一起去」。愛嬌のある中国人女性は愛媛の農家で働いたことがあるという。
「一起去」は言い換えたら「同行二人」。
あのとき「一起去」と言ってもらいどれほど嬉しかったかは、
いまでも覚えていることでわかるだろう。
「一起去」、ただそれだけの言葉。そして大丈夫よという笑顔。
オヤジとかオフクロを使える人が理解できない。
といって、パパやママを使えるほどではない。
もう何年会っていないのか、父に対しては社長という呼称を使っていた。
社長、社長、言われると喜ぶ田舎者なのよ。
キャバレーの客引きみたいな、社長、社長!
社長の最後を知りたいというのが生きるエネルギーのひとつ。
社長、それだけやって、どんな死に方をするんですか?
本人は100歳まで生きるらしいから、好奇心は満たされない可能性も高い。
社長さん、社長さん、いま生きていますか? 電話で着信があると身震いする。
「おれルール」が激しい厳しい人で杖をつかず、しかし45度に構える人であった。
何度も杖をついたほうがいい、そのほうが安全だとお願いしたが、
いつも「おれは間違っちゃいない」の社長さんはおそらく今日も元気だろう。
姉が好きって、それはお世話になっているからで、シスコンとかではない。
姉と僕は正反対なわけ。よくできているなあ遺伝子。
なにもかも正反対、いわゆる真逆なのがうちら姉弟。
姉が怖いからなにを書いていいかわからないが、あれもこれも違う。
事務仕事なんて僕は絶対できないけれど、姉はそういうのがプロ。
几帳面なんて僕の辞書にはないが、そのかたまりが姉。
無計画性がたっぷりな僕に対して、姉は計画性がふんだん。
姉の結婚相手と一回も腹を割って話したことがなく、
話を聞いてみたくてたまらないのだが姉はいやがるでしょう。
姉がいなかったらとっくのとうに死んでいた。
いままで隠していたけれど、対面した人にはみんなに教えていたのは、ぼく姉っ子。
お姉ちゃんがいて、人に言っても信じてもらえないくらい、姉にはお世話になっています。
数少ない女性との交際をみんな姉妹関係にしてしまうのも姉っ子だから。
バイオリンを3歳から鈴木メソードで始めたのも姉の影響。
だれの命令も聞かない無頼派ぶっているけれど、姉には常時最敬礼。
このまえ姉夫婦にユニクロ1万円スーツで土下座して、
かえって危ないやつだと思われたかも。
前日の深夜に呼び出されてもイエスで行くなんて姉だけよ。遅刻して土下座。
姉、大好き、姉、怖い。姉指導的確。ぼくは姉の傀儡ですよ。